医師を名乗り、福島市の70代の男性から現金750万円をだまし取ろうとした疑いで、大阪府の52歳の男が逮捕されました。警察は、被害者からの情報を受けて、「だまされた振り作戦」を行い、男を逮捕したということです。 8日、詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪府富田林市の自称・住宅リフォーム業の男(52)です。 警察によりますと、男は氏名不詳の共犯者と共に、医師を騙り、6月20日頃から7月8日までの間、福島市に住む70代の男性のもとに「治療をする薬は非常に高価で費用もかなり高額になる。治療成功後、これまでに支払った全治療費が返金される」とSNSのメッセージを送り、現金750万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 メッセージが届いた男性は、この情報を警察に伝え、警察は「だまされた振り作戦」を実施。その結果、8日午後6時43分に、現金の受け子として男性の家に訪れた男を、現場にいた警察官が現行犯逮捕したということです。 警察は、捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。 警察は、SNSで知らない人から金銭を要求された際は、まず詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。