札幌の整形外科クリニックで、2022年2月下旬から2023年3月下旬にかけて、口座から現金約43万円を横領したとして、当時の経理担当の51歳の女が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、札幌市豊平区の会社員、青木恵容疑者(51)です。 青木容疑者は、2022年2月下旬から2023年3月下旬までの間、経理担当として勤務していた整形外科クリニックの口座から現金約43万円を横領した疑いが持たれています。 警察によりますと、青木容疑者は、事務員として集金などの業務を担当していて、クリニックの口座から直接自分の契約しているガス会社などに送金して、ガス代や灯油代を支払っていたということです。 初めに横領に気づいたのは、クリニックが委託している会計事務所の職員でした。 その後、被害を知った院長が、2023年7月、警察に「病院の元経理担当者が病院の金を横領した」と被害を申告。 警察は裏付け捜査をすすめていましたが、約2年後の7月9日、容疑が固まったとして、青木容疑者を逮捕しました。 。 警察によりますと、青木容疑者はクリニックをすでに解雇されていて、取り調べに対し「横領しているかどうかはお答えできない」と話しているということです。 警察は、青木容疑者が1人で経理を担当していたのかどうかなど、当時の状況を詳しく調べています。