闇バイトを使って大麻を密輸したとして、京都府警は9日、大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、宮崎県高鍋町の無職、井上堅士郎(けんじろう)(40)と、東京都東久留米市の無職、東薫亨(まさゆき)(24)の両容疑者を逮捕したと発表した。いずれも容疑を認めている。 京都府警によると、2人は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)のメンバーで、東容疑者が指示役、井上容疑者が闇バイトのリクルートを担当。互いに面識はなく、秘匿性の高い通信アプリを使って勧誘や情報共有などを行っていたとみられる。 2人の逮捕容疑は、闇バイトに応募した男(25)=同罪で公判中=らと共謀し、昨年7月、タイから大麻草約377グラムを輸入したなどとしている。 また京都府警は、被告の男から被告名義のネットバンキング口座のキャッシュカード1枚などを譲り受けたとする犯罪収益移転防止法違反容疑でも井上容疑者を逮捕した。