妻の遺体を崖下に放置疑い 逮捕の夫「飛び降りた」供述 千葉・勝浦

妻の遺体を崖の下に放置したとして、千葉県警勝浦署は10日、千葉市緑区誉田町の会社員、野村直邦容疑者(63)を死体遺棄の疑いで逮捕した。調べに対し「妻が崖から飛び降りた」と供述しているという。 逮捕容疑は、6月15日午後3時ごろ、勝浦市浜勝浦の八幡岬公園南側の崖から約40メートル下の岩場に転落した妻の瑞世さん(66)の遺体を放置したまま立ち去ったとしている。 勝浦署によると、翌16日に、崖下で釣りをしようとした男性が遺体を発見して110番した。司法解剖の結果、死因は全身を強く打ったことによる外傷性ショック。遺体周辺に身元のわかる所持品はなかった。 7月8日に瑞世さんの親戚が「連絡が取れない」と千葉南署に通報した。捜査員が瑞世さんの自宅を訪ねたところ、夫の直邦容疑者が「妻が崖から飛び降りた」と説明したという。 これまで夫婦間のトラブルの相談などは警察になかったといい、勝浦署は当時の状況や動機など詳しく調べている。【高橋晃一、近藤卓資】

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