東京都新宿区のマンションの浴室で男性の遺体が見つかった事件で、遺体の下半身がプラスチックのバケツに入っていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は、死体遺棄の疑いで逮捕した北誠一容疑者(30)と梨本俊弘容疑者(31)が、遺体を別の場所に運ぼうと準備していた可能性もあるとみて調べている。 男性は成瀬壮一郎さん(35)。遺体が外部から運び込まれた形跡がなかったことも捜査関係者への取材で判明した。頭にポリ袋がかぶせられ、浴室につながる脱衣所の扉は外からテープで目張りがされていた。事件発覚を遅らせようとした疑いがある。