アメリカ組織から勧誘され麻薬を密輸しようとしたか 男(28)を告発 東京税関

麻薬をアメリカから密輸しようとしたとして東京税関は大阪府に住む男(28)を告発しました。男は突然、アメリカの組織からメッセージが届き荷受人として勧誘されたとみられています。 東京税関が11日、関税法違反の疑いで東京地検に告発したのは大阪府寝屋川市の自営業・砂川恭太郎被告(28)です。 砂川被告は2025年5月、仲間と共謀の上アメリカから日本に麻薬の「デルタ9THC」成分が含まれた液状物約927グラムを密輸しようとした疑いがもたれています。 液状物は黄色で粘度が高く、紙に塗られた状態のものを、タオルなどでくるまれていたということです。 砂川被告は「サンプルの大麻リキッドが欲しくて頼んだが国内からくると思っていた」と話しているということです。 砂川被告はすでに、麻薬特例法違反の疑いで逮捕され、麻薬取締法違反の営利目的密輸の罪でも逮捕・起訴されています。 砂川被告の元にはアメリカの密輸組織から秘匿性の高い通信アプリを通じて突然連絡がきて、荷受人としての勧誘を受けたということで、送られてきた麻薬の2割を報酬としてもらえる約束だったとみられています。 東京税関によりますと、違法薬物の注文歴など薬物に興味がある人の情報が何らかの形で組織にわたり、秘匿性の高い通信アプリなどで勧誘を受けるケースがここ数年で増えているということで、「オファーがあっても決して受けないでほしい」としています。

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