アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが2025年7月9日、長年にわたり不法滞在を続けた外国人男性が強制送還されたという報道をめぐり、「差別でもなんでもなく当然のことが実行されたまでです」などとXで見解を示した。 日本では24年6月に施行された改正入管法により、難民認定手続中は一律に送還が停止される従来の規定を改め、「3回目以降の難民認定申請者又は補完的保護対象者認定申請者」「3年以上の実刑に処された者」「テロリスト等」は退去させることができるとしている。 ■「クルド人だからとかではないです」 猪狩さんは、産経新聞が8日に公開した「<独自>難民申請6回の川口クルド男性、トルコ強制送還 メディア出演、大野知事が感謝状」という記事に反応していた。 記事では、5回の難民申請が認められず、20年以上も埼玉に不法滞在したクルド人男性が強制送還されたことが報じられた。3月には同居人への傷害容疑で埼玉県警に逮捕、釈放され、入管施設に収容後は抗議を呼びかけたなどとされている。 これを引用しながら、猪狩さんは「他国に行って犯罪を犯せば強制送還されるのは当たり前です。クルド人だからとかではないです」とコメントし、下記のようにも指摘した。 「私たち日本人も他国で犯罪を犯せば同じなので、差別でもなんでもなく当然のことが実行されたまでです。それを『入管に爆弾を投げろ』とか扇動して逆恨みするなんてとんでもない事です」 猪狩さんは18年4月に歩道で事故に遭い、脊髄損傷による両下肢麻痺と診断され、車椅子生活に。しかし、その後もグループでの活動を続けている。