7月14日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)でスタジオが“ピリつく”場面が見られた。マツコ・デラックスが、生放送中にスタッフへ“公開ダメ出し”をおこなったのだ。 問題のシーンは、番組のワンコーナー「街角こまやかクエスチョン」で東京都足立区竹の塚を特集している最中に起こったと、スポーツ紙記者が語る。 「東武伊勢崎線竹ノ塚駅前にある商業施設『T BOX』が取り上げられると、マツコさんが『T BOXのTは竹ノ塚かしら? 東武かしら? いずれにせよ、ややダサなのが』とチクリとコメント。その後、スタッフから肉声で、Tには『東武、竹ノ塚、食べる、楽しむ』の意味があると補足情報が加えられると、マツコさんが一気に表情を曇らせたのです」 マツコは「ごめんなさい。それをそんな急にしゃべるんだったら、いままでも調べてほしいことがいっぱいあったんですけど」と話した。続けて「こんな緊急ニュースが入ったみたいにね。どっかで地震でも起きたのかよって」と“オチ”をつけたものの、スタジオに緊張感が走る様子がうかがえた。 これを受け、Xでは 《ちょいちょい、スタッフさんの詰めが甘いからねぇ》 と番組の体質を指摘する声がある一方で 《注意するなら生放送が済んでからしろ》 と、マツコの態度をたしなめる声も並んだ。こうした声が向けられた理由を放送作家が解説する。 「『5時に夢中!』は、ゆるい空気感がウリの番組です。マツコさんらはギリギリにスタジオに入るため、過去には1分程度、遅刻するハプニングも起きています。しかし今回のマツコさんの発言は、ふだんからスタッフのリサーチ不足に不満を抱いていると感じられるものでした。音声の割り込みも、次の話題に移行しているなかで入ったので、タイミングの悪さにマツコさんは怒ったのでしょう」 『5時に夢中!』は2005年4月にスタート。マツコが番組開始からレギュラー出演を続ける、本人にとって思い入れの強い番組だが、近年はモチベーションの低下が感じられると前出の放送作家が続ける。 「かつては、マツコさんは『5時に夢中!』では時事ニュースへ鋭い毒舌コメントを放っていましたが、現在は街ネタや人間関係ネタなどが中心となっています。さらに2024年には、番組の立ち上げ人であり、マツコさんをレギュラーに抜擢した“大恩人”の名物スタッフの退社が明らかに。マツコさんはスタッフとの信頼関係を大事にされる方なので、この件のダメージは大きかったようです」 さらに、マツコには現在、心をざわつかされるようなできごとが周囲で立て続けに起きている。 「2025年1月には、所属事務所社長の失踪が『週刊文春』に報じられ、7月には新事務所を立ち上げています。また、3月にはレギュラー出演する『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、中国人女性へのインタビューVTRの捏造問題が発覚。さらに、マツコさんと親交のあった遠野なぎこさんの消息不明が続いたままです。『アウト×デラックス』(フジテレビ系)の立ち上げスタッフも、オンラインカジノを頻繁に利用していた常習賭博容疑で逮捕、起訴されました。 かねてより、マツコさんは『5時に夢中!』を降板し、引退するという説がささやかれてきました。とはいえまだまだMC、コメンテーターとしての力量は抜群です。前向きになってほしいものですが……」(同前) モチベーションの低下が心配だ。