強盗傷害事件、逮捕の看護師(40)は“公務員”だった…女性を引き倒してケガをさせ財布奪って逃走→「逃げられないと思った」と弁護士と一緒に出頭

12日未明、高知市の路上で20代の女性が財布を奪われた強盗傷害事件で、警察は、現場から逃走していた40歳の看護師の男を逮捕しました。男は、高知医療センターに勤務する“公務員”でした。 逮捕されたのは、高知市北久保に住む、高知医療センターの看護師、原国治(はら・くにはる)容疑者(40)です。高知警察署の調べによりますと、原容疑者は7月12日の午前0時15分ごろ、高知市相生町の県道沿いの歩道で、20代の女性を後ろから引き倒してけがをさせたうえ、現金およそ1万円が入った財布を奪った「強盗傷害」の疑いが持たれています。 奪われた財布は12日に現場近くで発見されていて、警察は、被害者の供述や防犯カメラの映像などから捜査を進めていました。そうした中、14日午後、原容疑者が弁護士とともに警察に出頭してきたということです。出頭後、原容疑者の供述と、防犯カメラ映像をすり合わせるなどして、警察は15日に原容疑者を逮捕しました。 警察の調べに対し原容疑者は「間違いない。逃げられないと思った」と、容疑を認める供述をしていて、警察が、事件の経緯や、原容疑者の犯行の動機などを調べています。 原容疑者が勤務する高知医療センターは、高知県と高知市で構成される一部事務組合(特別地方公共団体)で、職員は地方公務員法で「公務員」と定められています。 高知医療センターを運営する、高知県・高知市病院企業団は「当院職員が、高知警察署に強盗致傷の容疑で逮捕された件につきましては、現在、詳細な内容の把握に努めているところですが、このような事態を招き、誠に遺憾で申し訳なく思っております。今後、捜査の進展を待って厳正に対処してゆく所存です」とコメントしています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加