メンズエステ店で違法な性的サービスを行ったとして逮捕・起訴された富山大学准教授の男が、自身が経営を手伝うメンズエステ店の女性従業員から現金150万円を脅し取った疑いで3度目の逮捕です。このほか、関連する事件で富山市内の暴力団組長の男も逮捕されました。 恐喝の疑いで再逮捕されたのは、富山大学の准教授、滝谷弘容疑者(49)ら4人です。 滝谷容疑者らは、去年6月中旬、共謀の上、自身らが経営などに関わるメンズエステ店の40代女性従業員に対し、「損害賠償問題です」「バックにヤクザがいて、裁判や警察ではどうにもならない」「金を払えば助かる」などと言い、女性から現金150万円を脅し取った疑いが持たれています。 ■女性とメンズエステ店長との和解とりまとめ この恐喝事件に関連して、弁護士でないにもかかわらず、和解をとりまとめるなどの法律事務を扱った疑いで、富山市の髙島文磨容疑者(53)が逮捕されました。 捜査関係者によりますと、髙島容疑者は指定暴力団六代目山口組の傘下組織、三代目一会 五代目山昇組の組長だということです。 警察によりますと、滝谷容疑者が、髙島容疑者に対し、10万円を報酬に、恐喝した女性とメンズエステ店の店長との和解を依頼したとみられています。 警察は5人の認否を明らかにしていません。捜査関係者によりますと、髙島容疑者は調べに対し黙秘しているということです。 警察は匿名流動型犯罪グループ「トクリュウ」の関連があるとみて、資金の流れなどを調べています。 また、これらの事件とは別に、滝谷容疑者は、2022年と23年に女性を脅迫し売春させた疑いなどで、14日までに富山地検に書類送検されています。