秋田県の観光支援策の助成金をだまし取ったとして逮捕・起訴されている鹿角市の温泉宿泊施設の社長など女3人が、3年前にも同様の手口で約950万円を不正に受給していたとして、秋田地方検察庁に追起訴されました。 詐欺の罪で追起訴されたのは、鹿角市の温泉宿泊施設「五の宮のゆ」を経営していた東日本観光の社長・藤原サダ子被告(78)と、元従業員の根本智恵被告(56)、元パート従業員の平野実穂被告(40)です。 起訴状などによりますと、3人は2022年8~12月にかけて、県の観光支援策の助成金をだまし取ろうと共謀し、宿泊した実態がないにもかかわらず585人分の助成金を県に申請し、951万円余りをだまし取った詐欺の罪に問われています。 3人は、2023年1~4月までに助成金約138万円をだまし取った罪で起訴され、さらに同じ年の1~6月までに同様の手口で177万円余りを不正に受給したとして追起訴されていて、今回で3度目の起訴となります。 検察は3人の認否について、証拠の内容に関わるとして明らかにしていません。