三重県志摩市の住宅で、98歳の女性を殺害したとして、親族の女が逮捕された事件で、津地検は、女を心神喪失として、不起訴処分としました。 この事件は、先月20日、三重県志摩市磯部町の住宅で、1人で暮らしていた谷輝子さんが、寝室の布団の上で、顔から血を流して死亡しているのが見つかったものです。 警察は、捜査の結果、殺人事件と断定。 14日、親族の63歳の女を、殺人の疑いで逮捕し、15日、津地検に送致しましたが、津地検は容疑を傷害致死に切り替えた上で、心神喪失で不起訴処分としました。 理由について検察は、関係各証拠を精査し判断したとしています。 女は過去に入院歴があり、事件直前も通院していたということです。