【ソウル聯合ニュース】昨年12月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を政府から独立して捜査する特別検察官チームは16日、情報機関・国家情報院の趙太庸(チョ・テヨン)前院長に対する強制捜査に着手した。 朴志英(パク・ジヨン)特別検事補は記者会見で、この日午前7時から趙氏の自宅を含む8か所の家宅捜索を行っていると明らかにした。 趙氏は尹氏やホン・ジャンウォン前国家情報院第1次長が使用していた盗聴防止用携帯電話の通話記録の削除に関与した疑いがもたれている。 一方、特別検察官チームは、10日に職権乱用などの容疑で再び逮捕された尹氏を起訴するまで家族や弁護士を除いて面会禁止とすることを決め、尹氏が収監されているソウル拘置所に指示したと説明した。