盗難のクラウンとレクサスを解体、輸出しようとした疑い 男2人逮捕

横浜港から盗難車を不正に輸出しようとしたとして、神奈川県警は16日、いずれもパキスタン国籍で、自動車販売会社の経営者の男(38)と弟で同社従業員の男(36)=ともに茨城県つくば市=の2人を関税法違反(虚偽申告)の疑いで逮捕し、発表した。2人は容疑を認めているという。 逮捕容疑は1月31日、盗難車のレクサスとクラウンの計2台(約930万円相当)について、別の車の車体番号を書類に記載するなど横浜税関にうその申請をして、アラブ首長国連邦(UAE)の港に不正に輸出しようとしたというもの。2月に同税関の検査で発覚した。 レクサスは昨年末に京都府内の住宅から、クラウンは今年1月に横浜市内の駐車場からそれぞれ盗まれたものだった。 県警は、2台は盗まれたあと、2人の会社が管理する茨城県内のヤードに運ばれ、一時保管されていたとみて経緯を調べている。 税関が検査した際、2台ともタイヤやボンネットなどが外された状態でコンテナ内に収納されていたという。(奥田薫子)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加