山形県内では17日、横断中の歩行者がはねられる重大事故が相次いで発生しました。東根市では登校中の7歳の小学生が車にはねられ、頭の骨を折る大けがをしました。また、寒河江市では94歳の男性が車にはねられ、頭の骨を折る大けがをしました。 午前7時すぎ、東根市神町中央1丁目の市道で、近くの小学校に通う7歳の男子児童が軽乗用車にはねられました。この事故で、男子児童は頭がい骨骨折などの大けがをしました。 現場はセンターラインのない直線道路で、警察の調べによりますと男子児童が歩いて道路を横断中、右側から走ってきた車にはねられたものです。 警察は、車を運転していた近くにすむ55歳の男性看護師が、前をよく見ていなかった可能性も含め事故の原因を調べています。 男子児童は当時、登校中で、男性看護師は出勤の途中でした。 一方、17日午前10時半前、寒河江市若葉町の市道で近くの無職・佐藤源四郎さん(94)が軽乗用車にはねられました。この事故で佐藤さんは病院に搬送され、頭蓋骨骨折の大けがをしました。 現場は、信号機のない十字路交差点で、警察の調べによりますと佐藤さんが横断歩道を渡っていたところ、左側から走行して来た軽乗用車にはねられたものです。 警察は過失運転致傷の疑いで、軽乗用車を運転していた朝日町大谷の無職・長岡寛治容疑者(90)を現行犯逮捕し、当時、長岡容疑者が前をよく見ていなかったものとみて詳しい事故原因を調べています。