全国で銅像や金属の盗難が相次ぐ中、富山県警は県内に住む男2人を逮捕しました。 逮捕された射水市と高岡市の男は、石川県輪島市で橋の名前などが記された金属製の銘板7枚を盗んだ疑いです。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、射水市三ヶの建設業、鎧塚文生容疑者(44)と高岡市伏木国分の土木作業員、林和則容疑者(56)です。 2人は今年3月ごろまでの半年間に、石川県輪島市の2つの橋の金属製の銘板7枚、約29万3千円相当を盗んだ疑いが持たれています。 2つの橋のうち谷野橋から盗まれた銘板は重さ約12キロのもので、縦20センチ、横60センチ、厚さ1.5センチの大きさでした。 七軒地橋の銘板は重さ約5.5キロだったということです。 警察によりますと、2人は輪島市の能登半島地震関連の工事現場で知り合い共謀し、銘板を転売する目的で盗んだとみられていて、調べに対し、容疑を認めているということです。 警察によりますと、銘板が買い取り業者に転売されたことから事件が発覚し、防犯カメラの映像や橋を管理する行政への聞き取りなどから容疑者が浮上したということで、余罪について捜査を進めています。