痴漢・盗撮の被害にあったらどう対応?県警が学生などと注意呼びかけ【熊本】

犯人検挙、そしてさらなる被害の発生を防ぐためにも、被害に遭ったり目撃したりしたら警察に相談してほしいということです。 熊本県警は17日、ボランティアの学生などと一緒に、JR熊本駅で痴漢や盗撮への注意を呼びかけました。 熊本県警が夏休みを前に行ったキャンペーンには、県立第一高校の生徒やボランティアの大学生など約30人が参加。 JR熊本駅の白川口で、通りかかる人たちに痴漢や盗撮について注意を呼びかけるグッズを配りました。 県警によりますと、今年1月から先月末までの半年間で、列車や駅での痴漢・盗撮被害について、14件の届け出がありました。 また、ひわいな声掛けなどについても、9件の届け出があったということです。 【熊本学園大学4年 防犯若武者ベアーズ 谷口 宝羅 代表】 「被害者はつらい気持ちやトラウマが残ってしまうので、決して許さず辞めてほしい」 列車内での痴漢をめぐっては、JR鹿児島本線の列車に乗っていた10代の女性2人に対して服の上から体を触るなどしたとして、熊本地裁は17日54歳の男に懲役1年の実刑判決を言い渡しました。 また、県警は15日、被害者の証言によって作られた似顔絵をもとに、JR豊肥線の列車内で女子生徒の尻を触るなどのわいせつな行為をした疑いで、27歳の男を逮捕しています。 盗撮について、県警は「被害者が気付いていないケースも多く、届け出があったのは 氷山の一角だ」と指摘しています。 その上で、痴漢・盗撮とも被害に遭った場合は「周りの人に助けを求めて安全を確保し、警察に相談してほしい」としていて、さらに被害を目撃した場合には「被害者に声をかけ、駅員や警察に知らせてほしい」と呼びかけています。

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