米連邦当局、フェンタニル密輸に関連する暗号資産1000万ドル相当を押収

米司法省16日、マイアミの連邦捜査官がメキシコのシナロア・カルテルに関連する1000万ドル(約14億9000万円)相当を超える暗号資産を押収したと発表した。 この押収は、DEAとFBIの共同作戦の一環であり、フェンタニルやその他の合成オピオイドの米国への密売に関係しているとされる資金を対象としていた。 今回の摘発は、2025年上半期に全米で大量のフェンタニルの錠剤と粉末が押収された、広範な国家的な取り組みの一環として行われた。押収物のほとんどは現金、武器、麻薬だが、マイアミのケースは、カルテルが利益の移動と隠蔽のために暗号資産(仮想通貨)にますます依存していることを浮き彫りにしている。 当局は、捜査は継続中で、カルテルの活動に関連するさらなる逮捕と資産凍結が予想されると述べた。 当局は押収した暗号資産の種類を明らかにしていないが、米財務省の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は以前、メキシコの犯罪組織が薬物フェンタニルの製造に必要な原材料を購入するためにビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、モネロ(XMR)、テザー(USDT)など複数の人気のデジタル資産を使用していると述べた。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:|原文:Feds Seize $10M in Crypto Tied to Sinaloa Cartel’s Fentanyl Trade

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