全国初の事例か『スカウトバック』で現金渡した疑いで性風俗店経営者2人を逮捕【熊本】

複数の女性の紹介を受けた対価、いわゆる『スカウトバック』として集金役に現金を渡した疑いで熊本市の性風俗店経営者2人が19日、逮捕されました。『スカウトバック』を禁止する改正風営法は先月28日から施行されていて、全国で初めての逮捕です。 【前田美沙希記者リポート】 「紹介料を渡すためのこちらの封筒、付箋の下には店や店で働く女性の名前、金額が書かれているということです」風営法違反の疑いで逮捕されたのは福岡県久留米市の会社役員川島朋果容疑者と福岡市の会社役員佐伯一朗容疑者です。 警察によりますと、2人は共謀し、おとといの夜共同経営する熊本市中央区中央街の性風俗店で複数の女性の紹介を受けた対価、いわゆる『スカウトバック』として集金役に現金を渡した疑いが持たれています。 警察が繁華街の取り締まりをしている中で容疑が浮上し捜査を進め、けさ2人を逮捕しました。性風俗店による『スカウトバック』を禁止する改正風営法は6月28日から施行されていて、全国で初めての逮捕です。調べに対し、2人は容疑を認めていて、川島容疑者は「スカウトバックを支払い続けていた」、佐伯容疑者は「女性を紹介してもらったお礼として現金を渡した」と供述しているということです。 警察はスカウトグループの全容解明を進めるとともに、暴力団が関与する組織的な犯行の可能性も視野に捜査しています。

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