【07月19日 KOREA WAVE】親族に金を要求して断られた男が、激高して「焼身自殺」をほのめかしながら家族を脅す事件が韓国で起きた。JTBCの番組「事件班長」が報じた。 事件の発端は、男が3年前に済州島(チェジュド)に住む実姉のもとを訪れたことから始まる。男は「老後を姉家族と一緒に過ごしたい」と望んだが、実際には金目当てだった。おいに借金を頼み込み、借りた金を株式投資に使って失敗すると連絡が取れなくなった。 1年後、男から再び連絡があり、今度は「2000万ウォン(約212万円)貸してほしい」と要請。断られると過去に自分が買った物品の代金や医療費を返せと要求しはじめ、842万ウォン(約90万円)を翌日までに振り込むよう強く要求した。 男は翌日、自殺をほのめかす写真をおいに送り付け、「お前の人生も楽ではなくなるだろう。今日までに金を送れと言ったはずだ」と脅迫。おいは恐怖を感じ、警察に通報した。 その後、男は一時的に強制入院させられたが、3日で退院。すぐに済州へ向かい、姉の家族に対する脅迫を再開した。おいは842万ウォンを振り込んだが、脅迫は止まらなかった。 しまいに男はガソリン入りの容器とライターを持って姉の家を訪れ、ここで焼身自殺すると脅した。しかし家族によって取り押さえられ、警察に逮捕された。 おいは「警察に連行される際も『一人で死ぬつもりなのに、なぜ逮捕されるのか』と暴れていた。母まで危害を受けるのではないかと怖かった。なぜ放置されているのか分からない」と怒りと不安をあらわにした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News