22日未明、山鹿市で、店舗兼住宅1棟が全焼し、この家に住む70代の女性が軽いやけどをしました。警察は、同居する40代の娘を放火の疑いで逮捕。調べに対し、娘は「むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めています。 【堂前 泉紀 記者】 「通報からおよそ2時間半が経過しました。火は現在、鎮圧状態ということですが、建物からは白煙が上がり、付近には焦げ臭いにおいが立ち込めています」 22日午前0時半ごろ、山鹿市鹿本町来民で、「家が燃えている」と住人から消防に通報がありました。 火は、70代の男性が所有する木造2階建ての店舗兼住宅約670平方メートルを全焼し、約5時間半後に消し止められました。 男性は、70代の妻と40代の娘の3人暮らしで、この火事で妻が軽いやけどをしました。 警察は現場の状況などから放火の疑いで捜査。40代の娘から事情を聴いたところ容疑を認めたため現行犯逮捕しました。 警察によりますと、火災発生の約1時間前、親子げんかの通報でこの家に警察官が駆けつけていて、娘は警察官が立ち去った後、自分の部屋の布団にライターで火をつけたとみられています。 娘は、調べに対し「むしゃくしゃして、やった」と供述しているということです。