スーツケースに入れた覚醒剤約5キロ(末端価格約2億8千万円相当)を密輸入したとして、大阪府警関西空港署は24日、覚醒剤取締法違反(営利目的共同輸入)の疑いでタンザニア国籍で自称整備士のムリショ・ラシッド・スーディ容疑者(54)を逮捕したと発表した。「覚醒剤が入っていることは知らなかった」と容疑を否認している。 逮捕容疑は、6月23日、アラブ首長国連邦(UAE)から関西国際空港(関空)に到着した際、スーツケース内に覚醒剤を隠し、密輸したとしている。 同署によると、関空到着後、機内への預託荷物だったスーツケースを大阪税関が検査。スーツケースの収納ケースなどにカーボン紙の包みが6つあり、中から結晶状の覚醒剤が見つかったという。