新宿・歌舞伎町の大久保公園周辺で売春目的で客待ちをしたとして、警視庁は、今年1~6月に女性75人を売春防止法(客待ち)違反の疑いで逮捕したと24日発表した。昨年同期比で40人増えており、売春の動機は「ホストやコンセプトカフェなどへの支払い」が31人と約4割に上った。 保安課によると、75人の平均年齢は25歳で、そのうち10代は9人(同8人増)と増加が目立った。職業別にみると風俗店の従業員や勤務経験者が計59人と8割近くを占めたほか、大学生(6人)もいた。「生活困窮」を理由にあげる女性も複数いて、同庁は福祉団体につなぐなどして立ち直り支援も進めている。 また、訪日外国人を対象とする客待ちも増えている。同課は今月22日、20代の女4人を同法違反容疑で逮捕した。いずれも容疑を認め、「外国人は私服警察官でないので安心できた」「ホストクラブの売掛金を返すために始め、風俗店より手っ取り早く稼げた」などと話しているという。