香川県内で2025年に入り5月末までに認知された特殊詐欺の被害総額がこの5年間で最も多くなったことが警察への取材でわかりました。 香川県警によりますと、県内で2025年に入り5月末までに認知された特殊詐欺の被害件数は153件と、2024年の同じ時期より78件増えました。 また、被害総額は約4億7300万円に上り、2024年の同じ時期より約3億3100万円増えていて、この5年間で最も多くなりました。 手口の約4割が警察官をかたり、捜査名目で現金をだまし取るもので、実在する警察署などの電話番号を偽装して画面に表示させ電話してくるケースや、「逮捕状が出ている」などと脅してくるケースが増えているということです。 なかには、被害額が数千万円に上る人もいて、警察は、電話やSNSで捜査対象になっていると伝えたり、逮捕状の画像を送ることは絶対にないと注意を呼び掛けています。