酒を飲み自転車を運転 異例、容疑で男逮捕 警官が声掛けると走り去ろうとして転倒

酒を飲んだ状態で自転車を運転したとして、兵庫県警が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで同県尼崎市のとび職の男(27)を逮捕していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。昨年11月の同法改正に伴い、自転車の酒気帯び運転に罰則規定が設けられたが、逮捕は異例。 捜査関係者によると、男は6月23日午前2時半ごろ、同市上ノ島3の市道で酒を飲んだ状態で自転車を運転した疑い。この約30分前、「路上に人がうずくまっている」と110番があり、駆けつけた署員が男に声をかけたところ、自転車に乗って走り去ろうとしたが、数十メートル走ったところで転倒したという。男の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたが、「酒は飲んでいたが、運転したことは覚えていない」と容疑を否認しているという。 神戸地検尼崎支部は24日までに、同法違反罪で男を起訴した。

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