[ブラジリア 24日 ロイター] – ブラジル最高裁は24日、クーデターを計画したとして起訴されたボルソナロ前大統領がSNS(交流サイト)利用制限に違反したことについて、単発の事案だとして逮捕は見送ると発表した。ただし、再び違反があった場合は勾留する可能性があると警告した。 最高裁は18日、ボルソナロ氏に電子監視装置の装着やソーシャルメディアの利用禁止、外交官との接触停止を命じた。 問題となったのは、ボルソナロ氏が記者と懇談し、それがSNSに投稿されたことで、最高裁は21日、同氏の弁護団に説明を求め、応じなければ逮捕命令を出す可能性があると警告した。 最高裁は24日、ボルソナロ氏の発言を息子がSNSに投稿したと指摘し、裁判所の命令に従わなかったことは「間違いない」としたが、今回の違反が「単発」だとして、逮捕命令は必要ないとした。