ロシア運輸相が解任された日に自殺か?体制派エリートが犯した失態、それでも下がらないプーチンの支持率

ロシアのロマン・スタロボイト前運輸相は7月7日、プーチン大統領によって突然解任された。その数時間後、自家用車内で銃創を負っているのが見つかり、死亡が確認された。ロシア連邦捜査委員会は「自殺の可能性が高い」とする公式見解を発表している。 ウクライナ侵攻以降、反政府活動家やプーチン政権に批判的なメディア関係者、実業家の不審死が数多く報道されている。一方で、スタロボイト氏は、反プーチンの立場は取っておらず、プーチン政権を支える典型的な「体制派エリート」だった。 そのため、スタロボイト氏の突然の死は、これまで語られているようなプーチン政権による反体制派への抑圧ではなさそうだ。この事案の背景について、スタロボイド氏の経歴をはじめとして公開されている情報の限りにおいて考察してみたい。

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