高級腕時計「ロレックス」のマークが入った指輪を販売したとして、京都府警は28日、自営業の男(30)=京都市東山区=を不正競争防止法違反(著名表示冒用)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 下京署によると、男は2024年5月11日ごろ、「ROLEX」の文字と王冠の図形を組み合わせた登録商標に似た模様入りのスプーンでつくった指輪を、茨城県つくば市の男性(33)に2万7800円で自らの販売サイトを通じて売り渡した疑いがある。同年12月20日にも同様の指輪をサイトに展示した疑いがある。 スプーンはロレックスの非売品のノベルティー。男はスプーンを曲げて指輪に加工し、販売サイトで売っていたという。24年9月に匿名の情報提供があり、署が捜査していた。(茶井祐輝)