「捜索差押許可状」という書類見せられ「身の潔白を証明するのに金が必要」…50代男性が1550万円詐欺被害

郡山市の50代男性から28日、警察官などを名乗る者から現金をだまし取られたと郡山署に届け出があった。男性は約1550万円をだまし取られており、同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。 同署によると、7月1日、男性に携帯電話会社のカスタマーセンターを名乗る者から電話があり「あなた名義で契約された電話番号が詐欺に使用されている」と言われた。その後、新潟県警を名乗る者から電話で「このままだとあなたを逮捕することになり、裁判が開かれる」と言われ、ショートメッセージでURLが送られてきた。 男性がこのURLに接続すると、警察官のような制服を着た人物とのテレビ通話で「捜索差押許可状」と記載された書類を見せられ、「身の潔白を証明するには、金銭的に解決する必要がある」と言われた。男性は、指定された個人名義の複数の口座に、15日まで複数回にわたり現金約1550万円を振り込んだ。

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