自転車で一時停止違反をした上、逃走する際に警察官にけがを負わせたとして、兵庫県警尼崎北署は31日、道交法違反(一時不停止)と公務執行妨害、傷害の疑いで、同県尼崎市の無職の男(41)を逮捕した。 逮捕容疑は6月6日午前11時過ぎ、同市南塚口町2の交差点で、自転車を運転して一時停止場所を止まらずに走行し、交通取り締まり中だった同署の男性巡査部長(36)から逃走を図り、制止を振り払って転倒させて左ひじの打撲など全治約2週間のけがを負わせた疑い。 同署によると、男は「停止しなかったことは間違いないが、転倒させたことは知らない」などと容疑を一部否認しているという。 来年4月の改正道交法施行では、16歳以上が自転車で交通違反をした際、反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度が始まり、指定場所一時不停止の反則金は5千円となる。