警察官が薬物取り引き関与と事故の不適切処理 20代の男性巡査、停職6カ月の懲戒処分 秋田

秋田県中央部の警察署に勤務する20代の男性巡査が、大麻のようなものの取り引きに関わったほか、バイクで事故を起こしたにもかかわらず届け出ないなど、不適切な対応に及んだとして1日付で停職6カ月の懲戒処分を受けました。 停職6カ月の処分を受けたのは、県中央部の警察署に勤務する20代の男性巡査です。 男性巡査は2024年10月、飲食店で知り合った県内の男性から麻薬の密売人を逮捕する計画を持ちかけられました。 その後、男性巡査は計画の中止を申し出ましたが、男性が密売の現場で大麻のようなものを受け取ったことを知ったとして、麻薬特例法違反の疑いで書類送検されました。 麻薬特例法は「規制薬物」に関わる不正行為を助長する行為などを防止するための法律です。 また、この男性巡査は、2024年11月に県中央部の国道を自分のバイクで走行中、単独で転倒する事故を起こしたにもかかわらず、警察に届け出なかった上、このバイクを不法に捨てたとして道路交通法違反と廃棄物処理法違反の疑いで書類送検されました。 男性巡査は、1日付で依願退職しています。 県警察本部の畠山洋首席監察官は「警察官による犯罪行為は遺憾。県民の信頼を失墜させたことをおわび申し上げる」とコメントしています。

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