ことし6月、30代と50代の知人男性2人を車で連れまわし現金を奪うなどした疑いで、45歳の暴力団幹部の男が逮捕されました。 逮捕・監禁傷害、強盗などの疑いで逮捕されたのは、住所が自称の札幌市中央区に住む稲川会二代目髙橋組幹部の小林伸行容疑者45歳です。 警察によりますと、小林容疑者は6月28日、札幌市白石区で、いずれも知人の30代と50代の男性を脅して車に乗せ、猛スピードで運転するなどして監禁し、30代の男性に対しては殴ってあごに軽傷を負わせたうえ、2人に現金1000万円を要求し、翌日29日に50代の男性から現金35万円を奪った疑いが持たれています。 事件直後に、被害者の関係者から「知人が脅されて金を要求された」と警察に情報提供があり事件が発覚しました。 警察は、裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして事件から約1か月がたった8月1日、札幌市内の立ち回り先で小林容疑者を逮捕しました。 小林容疑者が容疑を認めているかどうか、警察は明らかにしていません。 また脅した方法や監禁した経緯などついても捜査に支障があるとして差し控えるとしています。 警察は、共犯者や余罪の有無を調べています。