広末涼子「危険運転致傷罪」が成立する可能性も 時速165キロ超 再逮捕の可能性は低い【弁護士の見解】

静岡県の新東名高速道路で4月に俳優・広末涼子(45)が運転する乗用車が大型トレーラーに追突した事故で、広末の車が追突前に時速165キロ以上で走っていたことが5日、分かった。現場の通常時の制限速度は120キロで、大幅に速度超過していた疑いがある。 ◇ ◇ 広末の時速165キロ超での運転について、「弁護士法人ユア・エース」の正木絢生代表弁護士がデイリースポーツの取材に応じ、危険運転致傷罪に問われる可能性について言及した。 正木弁護士は「時速165キロ超という速度は、自動車運転処罰法が定める『危険運転致傷罪』の成立要件に該当する可能性があります」と説明。同罪が成立した場合の量刑については「罰則は15年以下の拘禁刑です」としつつ、「その判断は単に速度だけではなく、道路の状況なども総合的に見て『制御が困難な高速度』であったかどうかがカギとなります」と要件について触れた。 その上で「今回の現場は高速道路で、一定の速度を出せる環境だったことを考えると、危険運転とまでは直ちに言い切れない面もありますが、著しい速度超過であったことから、違反が成立する可能性も否定はできません」と指摘した。それでも、再逮捕の可能性については「高くないと考えられます」と明言。「今後、広末さんが捜査に応じなかったり、所在不明になるような事態があれば、再逮捕も考えられるところですが、すでに広末さんは実況見分に立ち会うなど、任意で捜査に協力しており、逃亡や証拠隠滅のおそれが大きくないと捜査機関が判断していれば、引き続き在宅での捜査が行われる可能性が高いです」とした。 ◆165キロ 165キロが注目を集めたのは、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が渡米前の日本ハム時代に記録した球速。同じドジャースに所属する佐々木朗希投手もロッテ時代に165キロをマークしている。サッカー界では元ブラジル代表のロベルト・カルロスのフリーキックが最速165キロと言われている。日本の鉄道の最速は新幹線だが、新幹線以外の在来線特急では、京成上野と成田空港を結ぶ京成スカイライナーの時速160キロが、JRを含めた最速となっている。

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