スマホ契約・金売却させられ…5280万円相当だまし取られる 名古屋の70代男性

名古屋の70代男性が警察官を名乗る男らに暗号資産5280万円相当をだまし取られました。 警察によりますと、被害に遭ったのは名古屋市中区に住む無職の70代の男性です。 男性は7月8日、自宅の固定電話に非通知でかかってきた電話で、厚生労働省職員や警察官を名乗る男から「あなた名義の保険証で睡眠薬が2か月分購入されており違法である」「あなたの口座が詐欺事件の振込先に指定されている」「身の潔白を証明するため捜査協力してください」などと言われたということです。 男性は警察官を名乗る男からスマートフォンを契約してSNSアプリを登録するよう指示されました。その後、検察官を名乗る男から「保有している金を売却して、購入資金を調べる必要がある」などと言われ、7月27日から8月3日までの間、7回にわたり、現金5280万円を暗号資産に交換して指示されたアドレスに送金し、だまし取られたということです。 男性は男から1日4回定時連絡をするよう言われていましたが、8月6日午前、相手から反応がなかったことから、男から聞いていた警察署に連絡をして詐欺だと発覚しました。 警察は、捜査名目でお金を振り込ませることは絶対になく、「このままでは逮捕される」「口座内の現金を調べる」は詐欺だと呼びかけています。

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