佐賀県内の70代の男性が警察官をかたる男にSNSへ誘導され「あなたに対する逮捕状が出ている」などとするウソの話で、2300万円をだまし取られました。 警察によりますと、ことし6月以降、佐賀県白石町の70代の男性の家に警視庁の警察官を名乗る男から「特殊詐欺グループを逮捕していて 関係先からあなた名義の携帯電話や通帳が見つかっている」「あなたに対する逮捕状も出ている」などと電話がありました。 その後、男性はSNSへ誘導され、警察手帳のようなものや検事を名乗る男の身分証明書などの写真を送られ、「あなたがマネーロンダリングに 関与していないか確認するため 資産をいったん預けてもらう必要がある」などと言われ、6月23日から先月4日までの間に、町内で金融庁職員を名乗る男に2回に分けて、あわせて2100万円を手渡しました。 金を受け取った金融庁の職員を名乗る男は、40代くらいの黒髪短髪で身長170センチはくらい、白いカッターシャツに黒色のスラックスを着用していたということです。 男性は、さらに、警察官を名乗る男に追加で指定された口座に200万円を振り込み、あわせて2300万円をだまし取られたということです。 警察は電話で「お金」「通帳」「キャッシュカード」などの話があれば詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。