オムツ姿の女児を路上で保護 自宅放置の疑いで両親逮捕 札幌

5歳未満の女児を自宅に放置したとして、北海道警札幌東署は7日、自衛官の平江黎遠(りおん)(24)、妻でパート従業員の花音(かのん)(25)の両容疑者=いずれも札幌市東区北45東7=を、保護責任者遺棄の疑いで逮捕した。女児はオムツだけを身につけている姿で一人で歩いているところを保護された。 逮捕容疑は、6月25日午後2時ごろ、実の娘の女児を自宅に置き去りにし、外出したとしている。「間違いない。買い物などに行っていた」と、容疑を認めているという。 署によると、同日午後3時半ごろ、自宅近くの路上を一人で歩いている女児を発見した通行人から「オムツのみの2、3歳の女の子を保護している」と110番があった。 署員が駆けつけると、女児は自分の名前を言うことができたため、夕方までに両親と連絡を取って外出先から呼び戻した。 署で事情を聴くと「仕事に行っていた」などと説明したが、その後の捜査でこの説明は虚偽と判明した。この日の札幌市の最高気温は32・9度だったが、女児にけがや体調不良はなかった。【谷口拓未】

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