所沢市は親族のマイナンバーを不正に取得するなどして逮捕、起訴された職員について8日付けで懲戒免職処分としました。 懲戒免職処分となったのは、所沢市上下水道局の、田中海斗主任(31)です。 市によりますと田中主任は、おととし1月から3月にかけて住民基本台帳ネットワークにアクセスして親族の個人情報を不正に取得したうえで、扶養控除の修正申告を行い市民税、県民税の還付を受けたほか、保育料の減額も受けていました。 田中主任は、所沢市からの告発を受け先月10日に、マイナンバー法違反の疑いで逮捕され、その後、起訴されました。 また、先月31日には、虚偽有印公文書作成などの疑いで再逮捕されています。 所沢市の小野塚勝俊市長は、「公務の信用を失墜させ、市民の皆様に不安を与えるもので深くお詫び申し上げる」「より一層、綱紀保持と法令遵守、職務規律の徹底を図り信頼回復に取り組む」とコメントしています。