デモ参加の500人超逮捕 活動禁止の親パレスチナ団体支援 ロンドン

【ロンドン時事】英国拠点の親パレスチナ団体「パレスチナ・アクション」の活動を禁止した英政府の決定に反対する抗議デモが9日、ロンドンで行われ、ロンドン警視庁は10日、500人以上を逮捕したと発表した。 英メディアによると、1990年の人頭税反対デモでの339人を大幅に上回り、デモでの逮捕者としては近年で最大規模とみられる。 英国がパレスチナ自治区ガザでのイスラエルの戦争犯罪に共謀していると主張するパレスチナ・アクションは、ロンドン郊外の空軍基地に侵入し、軍用機2機に塗料を吹き付けるなどしており、英政府は先月、同団体をテロ組織に指定した。デモ参加者は、テロ組織を支援する目的でプラカードを掲げたとして、テロリズム法違反の疑いなどで逮捕された。 人権団体「アムネスティ・インターナショナルUK」は声明で、デモ隊は暴力を扇動していないとし、「平和的な抗議者の逮捕は、表現の自由と集会の権利を保護する英国の国際的義務に違反する」と非難した。

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