住民悩ますバイクの爆音、SNS告知で見物人も 熊本県警が警戒強める 熊本市や近郊の幹線道路

熊本市や近郊の幹線道路で夜間、爆音を響かせて走るオートバイが出没し、周辺住民から苦情が相次いでいる。交流サイト(SNS)で事前に告知し、若者ら見物客を集めた暴走行為もあり、熊本県警は警戒を強めている。 県警は2日深夜から3日未明にかけ、熊本市南区荒尾の県道熊本港線で、爆音のもとになる違法改造などの車両を取り締まった。車2台とオートバイ2台を道交法違反(整備不良)で摘発。マフラー(消音器)などの不備には熊本運輸支局が整備命令を出した。 今年3~5月には、熊本市東区の国道57号(東バイパス)でオートバイに2人乗りして巡回中のパトカーを棒でたたいて傷付けたとして、器物損壊や道交法違反(禁止行為)などの疑いで少年ら5人を逮捕した。 県警によると、こうしたオートバイによる騒音や暴走行為は新型コロナ流行期には減少していたが、最近は活発化した。今年1~5月は主に熊本市や近郊の住民からの通報が214件あり、前年同期から56件増えた。

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