12日、北海道の十勝で、80代の女性からキャッシュカードをだまし取ったとして、愛知県から来た16歳の少年が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛知県岡崎市の自称・アルバイトの16歳の少年です。 少年は共犯者とみられる人物と共謀し、12日午後2時半ごろ、十勝管内の女性宅を訪れ、銀行員を装ってキャッシュカード3枚をだまし取った疑いがもたれています。 警察によりますと、少年が訪れる1時間ほど前には、女性宅に電話があり、「保険料の還付金を受け取るためにはキャッシュカードの交換が必要です。このあと銀行の職員が伺います」などとカードを用意するよう女性に指示していました。 少年にカードを渡した女性は不審に思い、家族に相談し、少年が名乗った金融機関に確認したところ詐欺と発覚。 金融機関からの通報を受けた警察が、防犯カメラの映像などから少年を特定し、逮捕に至りました。 少年は逮捕時に、盗んだ3枚のキャッシュカードを持っていましたが、お金を引き落としていたかどうかは分かっていません。 調べに対し16歳の少年は、「間違いありません」と容疑を認めているという事です。 警察は少年が詐欺グループの受け子とみて、犯行の経緯を調べるとともに、全容解明に向け捜査を進めています。