転売目的の万引き旅行なのか?逮捕された大学生ら2人は、新幹線に不正乗車し万博会場にやってきていました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれも東京都に住む大学生の名取利恭容疑者(21)と無職の荒牧賢人容疑者(21)です。 警察によりますと、2人は今年6月、大阪・関西万博の会場内にあるオフィシャルストアでミャクミャクとキャラクターがコラボした扇子やワッペンなど9点、販売価格計約7万4000円相当を盗んだ疑いが持たれています。 さらに悪質なのが、その移動手段。2人はすでに逮捕されている大学生3人といわゆる「撮り鉄」仲間で、東京駅の改札を入場券で通過し、乗車券がないまま新幹線に乗車。新神戸駅の改札を何らかの方法ですり抜ける“不正乗車”で大阪の万博に来たとみられています。 (グループの供述)「撮り鉄の仲間内では無賃乗車は当たり前だった」 また、万博会場に入る際も一部のメンバーは「大人料金」ではなく、「中人料金(12歳~17歳)」で入場していたということです。 2人は、転売目的で万引きに及んだとみられ、先に逮捕された大学生らが店員に確保されたのを察知して、一部の被害品を現場に残し逃走していました。 取り調べに対し2人は容疑を認めていて、警察は、もう1人いるとみられる共犯者の行方を捜しています。