香港で女性にわいせつな行為をした罪に問われた日本のダンス・ボーカルグループの元メンバーが13日、現地の裁判で有罪判決を受けました。 香港メディアなどによりますと、強制わいせつの罪に問われたのは「ONEN’ONLY」の元メンバー・上村謙信被告です。 上村被告は今年3月に香港に滞在中、イベントの後のレストランでの打ち上げの席で通訳の女性の太ももを繰り返し触ったなどとして逮捕されていました。 上村被告は4月の公判で無罪を主張したほか、弁護側も起訴事実を争っていました。 香港の裁判所は今月13日の判決公判で上村被告の行動にはわいせつな意図があったと認定し、罰金1万5000香港ドル(約28万円)の有罪判決を言い渡しました。 弁護側は公判で日本と香港との文化的な違いについて言及したといいますが、裁判所は「香港に来れば香港の法律を守らなければならない」として主張を退けたということです。