「ゾンビ・タバコ」指定薬物エトミデート所持容疑で18歳を逮捕 沖縄で逮捕相次ぐ 海外では社会問題に

「笑気麻酔」と呼ばれる指定薬物エトミデートを含むリキッドなどを所持したとして、沖縄県警宜野湾署は15日、宜野湾市の無職少年(18)を医薬品医療機器法違反などの疑いで逮捕したと発表した。捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。 署や県警組織犯罪対策課によると、 少年は5月29日午前、宜野湾市内の自宅で指定薬物のエトミデートを含む液体約0・2グラムを所持した疑いがある。少年が所持しているとの情報提供が署にあり、同日に家宅捜索したところ発見。鑑定の結果を踏まえて8月13日に逮捕した。自宅からは大麻の植物片約0・19グラムも出てきたため、同署は麻薬取締法違反の疑いでも逮捕した。 エトミデートを含むリキッドは電子たばこで吸引する「笑気麻酔」と呼ばれ、県内の若者たちの間で使われている。乱用すると意識混濁や手足のしびれなどの症状が出るという。海外では「ゾンビ・タバコ」としてまん延し、社会問題となっている国もある。 5月に新たに指定薬物となり、エトミデートを含む製品の所持や使用、流通が禁止されている。県内では7月以降、10〜20代の若者のエトミデート所持での逮捕が相次いでいる。

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