休暇中の警察官がひき逃げを目撃、10キロ追跡 男を現行犯逮捕

追突事故を起こして相手にけがを負わせ、救護せずに立ち去ったとして、兵庫県警加古川署は15日、姫路市の団体職員の男(23)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。休暇中の警察官が事故を偶然目撃し、逃走車両を約10キロ追跡して居場所を通報したという。 署によると、男は15日午後8時半ごろ、加古川市内の国道2号で乗用車を運転中、右折のために止まっていた男性(24)運転の乗用車に追突して軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑いがある。男は「間違いありません」と容疑を認めているという。 家族と車に乗っていた休暇中の網干署員が、現場の後方から事故を目撃して110番通報。逃走した男が停車した約10キロ先の明石市内のコンビニまで見失わずに追いかけ、駆けつけた加古川署員が逮捕した。(新屋絵理)

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