コンサル会社幹部ら3人再逮捕へ 凍結口座から2450万円詐取 警視庁

虚偽の公正証書を使って凍結口座から現金を引き出したとして、コンサルティング会社代表らが逮捕された事件で、別の口座からも同様の手口で約2450万円を引き出したとして、警視庁犯罪収益対策課は18日にも、詐欺と公正証書原本不実記載などの疑いで、「スタッシュキャッシュ」(東京)代表の井上達雄(73)、同社の実質的経営者林竹千代(61)両被告ら3人を再逮捕する方針を固めた。 捜査関係者への取材で分かった。 他に再逮捕されるのは、通信関連会社「MVP Group合同会社」(東京)の元代表で中国籍の李小暢被告(37)。 捜査関係者によると、スタッシュ社は2023年以降、同様の手口で凍結口座から計4億円以上を不正に引き出したとみられる。 再逮捕容疑は昨年8月、都内の公証役場で、スタッシュ社がMVP社に現金2500万円を貸し付けているという虚偽の公正証書を作成。これを使って東京地裁に債権回収の強制執行を求め、MVP社の口座から現金約2450万円をだまし取った疑い。 MVP社の口座は23年、犯罪収益が振り込まれているとして凍結された。李被告は昨年5月に代表に就任し、井上被告とともに役場で公正証書の作成手続きをしていた。 李被告は昨年9月に同社代表を辞任しており、当初から犯罪収益回収が目的だったとみられる。

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