保険金詐取疑い男2人逮捕 福島・二本松署、架空の交通事故届け出

架空の交通事故で損害保険会社から保険金をだまし取ったとして、福島県の二本松署は18日午前7時50分ごろ、詐欺の疑いで本宮市高木字井戸上、元損害保険会社代理店支社長で会社役員の男(43)、二本松市南トロミ、自動車整備会社経営の男(51)の両容疑者を逮捕した。同署は2人が同様の行為を繰り返していたとみており、詳しい状況やほかに関与した人物の有無などを調べる。 2人の逮捕容疑は共謀して昨年9月、交通事故で事故車両をレッカー移動したように装って損害保険会社に届け出て、レッカー搬送費用15万円を保険金としてだまし取った疑い。同署は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。 捜査関係者によると、2人は知人関係。43歳男が代理店契約を結んでいた保険会社に保険金を請求したとみられる。損害保険会社から昨年末、不正請求が疑われるケースが複数あるという情報が県警に寄せられた。事件後、43歳男は損害保険会社から契約を解除されたという。同署は県警交通指導課と捜査した。

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