【ソウル共同】韓国の尹錫悦前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を捜査する特別検察官の捜査チームは19日、前大統領と共謀して違法な戒厳令に関与したとして、内乱の重要任務に従事した罪などで李祥敏前行政安全相を起訴した。また、戒厳令に関与した疑いで調べている韓悳洙前首相を出頭させ、事情聴取した。 捜査チームによると李被告の起訴内容には、戒厳令の際、所管する消防当局に一部メディアへの電気や水の供給を止めるよう指示したとする職権乱用罪なども含まれる。 特別検察官は7月下旬に李被告の逮捕状を請求し、8月1日に逮捕した。李被告側は容疑を否認していた。