18日、宮城県警は官製談合防止法違反などの罪で起訴されていた、気仙沼市の職員の男と業者の男を、別の入札でも不正な落札に関与していたとして追送検した。 宮城県警は気仙沼市の発注工事を巡る官製談合事件で、気仙沼市建設部の職員・後藤文治被告(47)と仙台市の建設コンサルタント会社の清水康弘被告(51)を仙台地検に追送検した。 2人は2023年7月、気仙沼市が発注した道路の設計業務の一般競争入札で、後藤被告が清水被告に対しスマートフォンのショートメッセージで事前に入札の予定価格を伝え、清水被告は不正に入札に参加して落札し、公正な入札を妨害したとして、逮捕・起訴されていた。 その後の捜査関係者への取材で、2023年12月に気仙沼市が発注した橋の補修工事に関する設計業務の一般競合入札でも2人が同様の手口で犯行に及んだ疑いで、8月18日、警察が追送検したことが分かった。 捜査関係者によると、2人はいずれも容疑を認めているという。