「保険料の還付金がある」などとうそをつき、愛媛県松山市の70代の女性に現金を振り込ませ、合わせて200万円を引き出した疑いで19日、警察は大分県の建設作業員の男(29)を逮捕しました。 逮捕されたのは、大分県豊後大野市の建設作業員の男(29)です。 警察の調べによりますと、男は仲間と共謀し2024年7月12日、市役所の職員などになりすまして愛媛県松山市の70代の女性の自宅に電話。 「保険料の還付金がある」「本日中に手続きをすればお金を受け取ることができます」などとうそをつき、市内のコンビニエンスストアのATMなどから現金合わせて300万円を振り込ませ、茨城県内のコンビニのATMなどから200万円を引き出した疑いが持たれています。 逮捕された男は「出し子」役と見られ、高知で発生した別の特殊詐欺事件で逮捕されていて、取り調べのなかで今回の事件にも関与していることが発覚したということです。 警察は、特殊詐欺グループの全容解明に向け、さらに捜査を進めています。