「最近、マルトクがおとなしい」…“森本検察”に「秋の陣」はあるか 巨悪を眠らせない「最強の捜査機関」不気味な沈黙の意味とは

「ここ何年か、マルトクがおとなしいね」 検察官を途中で辞めた、いわゆる「ヤメ検」の弁護士がこう語る。マルトクとは検察の隠語で、特捜部のこと。発言の意味は、かつて「巨悪を眠らせない」とのフレーズで政財官界、とりわけ政界を震え上がらせた東京地検特捜部が、耳目を集めるような大型疑獄事件を手掛けていないという意味だ。検察関係者は「要因の一つに、検事総長就任が射程に入った元『特捜検察のエース』森本宏氏(57)の存在にあるという人もいます」と話す。

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